2012年8月10日金曜日

8月9日

人間が求めるものの裏側には必ず悲しみや痛みがある。
どんなに純粋に人を愛しても最期には別れが来る。
他人と触れ合えば摩擦が生じ、傷を受け傷を付ける。
楽をしたり利を得たり勝利を掴んだりというその背後には皺寄せが存在する。
人間が動けば悲しみが発生する、と言ってしまってもいいのかもしれない。
でもだからといって人間は破滅してしまえばいいなどとは言いたくない。

悲しみを生み出す人間の行為のなかで
尊いものとそうでないものの違いとはいったいなんだろう。
それはきっとそこに相手への愛情があるかどうかということ。

ロンドン五輪のスポーツマンシップと、昨日の長崎の鐘に想いを馳せて。

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